Long Distance Relationship


つい先日表参道を歩いているときに、楽しそうに手を繋いで歩くカップルとすれ違った。
微笑ましい気持ちになったのと同時に、彼の手の温かさを思い出した。大きくて分厚い、あまり綺麗と言える手ではないけれど、いつも私の手を力強く引っ張ってくれる安心する手。

次繋げるのはいつだろう。早く会いたい。


付き合い始めてもうすぐ2年。半分以上の時間を別々に過ごした。


遠距離恋愛は、一言で「遠距離恋愛」という言葉にまとめられる簡単なものではない。

自分は向いていない、出来るか不安、ときっと誰もが一度は想像するし、一緒に過ごせないなら付き合っているといわないという人もいるくらい、遠距離恋愛にいいイメージは少ない。

私も始めは前者だった。

でも整理して考えみると、遠距離恋愛をポジティブに捉えることもできる。

まず遠距離恋愛に至った経緯は人それぞれあるけれど、その大半が、恋愛を離れてお互いにしたい(すべき)ことがあるということ。

彼がオーストラリアに帰ったのは、ビザが終わったのがきっかけだったけど、彼にとって日本に住むことよりもオーストラリアに住むことの方が幸せだということと、自分の仕事のしやすい環境に戻りたい気持ちがあったから。

そして私は自分のしていた仕事が大好きで、自分の尊敬する上司の為にも責任を持ってプロジェクトを成し遂げたいという目標があったので、東京に残ることを決めた。

彼にとっても私にとっても恋愛が人生の全てではない証拠だと思う。

だからといってお互いのことを思う気持ちに変わりなく、それは全く別の話。

自分にとって、大切なことを並べてみる。

それを円に均等に振り分けて、後はそれぞれを全力でやる。順位をつける必要はない。

自分の人生を何にも振り回されず自分の気持ちに正直に従える人はとても素敵な人だし、自分もいつもそう在りたいし、在ってきた。


最初は自問自答の毎日だった。彼がオーストラリアに帰ってから、仕事をしているとき以外はいつも情緒不安定で、不安で泣く日も多かった。次いつ会えるかも分からない人と電話やメールだけの関係を続けていけるの?いく必要があるのか?

仕事終わりに電話がきて、会えない悲しさから結局最後はケンカになって、働いていたビルから見える東京タワーの明かりを眺めながら、悔しい、私なんで泣いてるんだろう。こんなに辛いならもう全部やめたい。彼に会いたい。でも仕事も辞めたくない。どうしたらいいか分からない。と泣きはらした目で電車に揺られて帰宅した日もあった。


一ヶ月くらい私が仕事に打ち込みたいという理由で連絡をとらなかったこともあった。彼はとても強い人で、それを受け入れてくれて、私が落ち着いた頃に連絡を再開しても快く受け入れてくれた。


だんだんと時間が経つにつれて、それでもまだ毎日遠くにいる彼を思う自分、の意味が自分の想像以上に大きなものだと気づき始めて、それと同時に彼の気持ちの大きさも実感するようになった。

私たちにお互いを思う気持ちの強さを明確にハッキリとした形で教えてくれたのは「距離」だったと思う。

昔、7年付き合った人と同じ理由で別れたことがある。あのとき夢を追わずに日本にいたら、また違った自分として、違った生活をしていたかもしれない。それはそれで幸せだったのかもしれない。でもあのとき思い描いていた私は今存在しなかった。

私はあのときの別れは「距離」が作ったものではなく、「距離」が私たちに歩むべき別々の道を教えたのだと思っている。

同じように、今の彼がオーストラリアに帰ったときについて行かず、自分の成し遂げたかったゴールを達成したことを私は誇りに思っていて、それを彼が尊重してくれて、私も彼の遠くでの成功を讃えている。自立した二人の人間がお互いを人間として、友人として、そしてパートナーとして尊重し合い、支え合う。

これが出来る関係は、私が望んでやまなかった恋愛の形だった。

結局、どう思うか、どう感じるかは自分の中にあって、今幸せな気持ちであるかは自分で決めることで、


遠距離恋愛は決して辛いものではなく、自分自身を見つめ直し、客観的にお互いのことを考え、冷静に今を判断できるとても前向きなこと、と捉えるとその状況を楽しむことさえできるようになる。


次会うときはどこに一緒に行こう、何を食べよう、何を話そう、そう考えるだけで幸せな気持ちになり、実際再会したときの感動は計り知れない。

今、きっと遠距離恋愛をしている人はたくさんいると思う。もしかすると、少し前の私のように悩んで泣いている人がいるかもしれない。そんな人に大きなハグをしてあげたい。結果がどうであろうと、今の自分がしたいことを一生懸命してほしい。
彼を思う気持ちと同じ分だけ、自分のしたいことを一生懸命してほしい。それでも乗り越えられたら、それがお互いの気持ちの強さ、そして大きなご縁なのだと思う。

私にとってはきっと今が最後の「遠距離恋愛」になると思うのでひとつの区切りとして、
シェアさせて頂きました。

また今度、別のページで私がオーストラリアに住もうと決めた理由についても書こうと思います(^ ^)

どうか同じ境遇の誰かの心の支えになりますように。。。!

Big hug and besos x 










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